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日々の暮らしとその記

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それがぼくには楽しかったから

知る人ぞ知る有名人リーナス・トーバルズの書いた本です。
何をした人かというとLinuxというOSを作った人です。
OSっていうのは、まあ、WindowsとかMacとかのことです。
パソコンを使っていろんなことをするための環境とでもいうのでしょうか。
まあ、そんなかんじです(僕もそんなにわかってないし)。

僕が始めてLinuxにあったのは、大学院修士1年になったときです。
正確にはもっと前から出会ってたんだろうけど、はっきり認識したのはこのとき。
基本的にLinuxは無料です。
で、それに付随するソフトウェアも無料のものが多いです。
MicrsoftのOfficeに似たソフトでOpenOfficeっていうのがあったりします。
僕はこの無料というのにとても驚きました。

あとLinuxの特徴は、キーボードでコマンドを打っていろんなことを行うことでしょうか。
Windowsでは、マウスでクリックが多いですよね。
慣れるまでは、コマンドを打つのはとてもめんどうなんですが、
慣れてしまうと、マウスに触るのが嫌になります。
作業効率が全然違っちゃうんです。
最近はLinuxもマウスで結構操作で来ちゃったりするので、
お金かけたくない人は、OSなしPC買ってlinux入れるというのもありかも。

そして、この本でも書かれているけど、
Linux最大の特徴はオープンソースであること。
オープンソースというのは、ソースコードがオープンにされているということです。
ソースコードって言うのは、例えば、OSだと、
そのOSが動くための命令が書かれているプログラムのこと。
ソースコードがオープンになっていれば、
誰でも改良できるわけです。
例えば、Linuxだと、何百万人という人がその開発にかかわっています。
おそろしく巨大な共同作業です。
わずかな人が改良をするより、多くの人の目にさらされたほうが
間違いが減り、良いものができるということが、
オープンソースの良さです。

でも、開発にかかわる人々は高い給料をもらったりしてるわけではないんですね。
なんか、それだとうまく行かない気がして不安になりますが、
彼らは経済的な報酬ではなく、楽しみのためにやっているのだと、リーナスはいいます。
彼はさらに人々を突き動かすものは、
生存・社会秩序の中の自分の位置・楽しみ
といいます。
読む前はふ~んって言う感じだけど、
読み終わった後はたしかにそうかもねと思います。
やっぱりになにごとも楽しくないとね、と。

そして、何よりこの本を読んで感じてうれしかったのは、
こういうふうな人と人とがかかわりあいながら
事業がすすんでいくやり方があるんだと、
こういうふうに民主的でよき精神でそして「楽しく」
ものごとを作ることができるんだということです。
なんか未来に希望を持てる気がしました。

Linuxユーザには是非読んで欲しいし、
そうじゃない人も読んで欲しいです。
パソコンのこと知ってると楽しめるけど、
知らなくてもあんまり関係なかったりするので、
読んでみてください。
そして、Linux使ってみるのも楽しいかも。
by blue_pleiades | 2011-06-17 12:26 | 読書感想文

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